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国産のキャットフード選びのポイントとおすすめ8選

国産のキャットフード選びのポイントとおすすめ8選

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人間の食べ物は国産のものが安心と言われています。

そのため、国産の安心・安全な素材を使ったキャットフードをお探しの飼い主さんも多いと思います。

自分たちが食べているような国産の安全な食材を、愛猫にも食べさせてあげたいという気持ちも愛情ですよね。

特に外国産のキャットフードを食べさせて、お腹や便の調子が良くなくなってしまったという悩みを持つ飼い主さんにとっては、国産のキャットフードをルーティーンの候補として挙げるでしょう。

しかし、一般的に日本よりイギリスやドイツなど欧米の方がペットフードの法律が厳しいため、栄養成分や原材料は良い場合が多いのですが、猫の体質によってキャットフードの相性は違います。

どのような基準で国産のキャットフードを選べばいいのか、どのキャットフードが猫に合うのかと迷っている飼い主さんの参考になるように、国産キャットフード選びのポイント、おすすめ商品を紹介します。

安全な国産のキャットフードの基準

国産のドッグフードであっても、なかには危険な原材料や添加物が使用されているものがあります。

ゆうゆ

どんな基準でキャットフードを選べば良いか教えてください。

ブルー(運営者)

キャットフードを選ぶ際にチェックしたいポイントを紹介します。

総合栄養食の基準を満たしている

猫に毎日与えるキャットフードの栄養が不足していては、猫の体調や健康に影響を及ぼす恐れがあるため、主食には総合栄養食と書かれたキャットフードを選びましょう。

キャットフードの世界的な栄養基準を定めるAAFCO(全米飼料検査官協会)では、例えば粗タンパク質は子猫用で30%、成猫で26%以上含むべきとされています。

AAFCOの基準から総合栄養食を選ぶことで、猫のライフステージに応じたキャットフード探しの参考になるでしょう。

国産のキャットフードのなかには一般食やおやつも含まれており、こういったものは総合栄養食のトッピングとして利用したり、ご褒美にしたりして与えることがおすすめです。

中国産の原材料を含まない

国産のキャットフードであっても、原材料に外国産のものを使用していることがあります。

必ず原材料の原産国をチェックして、環境汚染化学薬品の危険がない、日本の原材料を使用しているキャットフードを与えましょう。

人間が食べられる品質であるヒューマングレードの国産キャットフードであれば、安心して愛猫に食べさせてあげられます。

外部機関から品質や安全面の認証を得ている

人間が食べられる品質の素材を使うように法律で基準が定められているドイツなどと比べると、日本のペットフードに関する法律の規制は緩く、消費者自身がペットフードの安全性を見極める必要があります。

そのため、有機JAS認証やISO22005認証といった外部機関から、安全面にお墨付きのある国産のキャットフードであれば、品質を見極める指標になるのでおすすめです。

国産のキャットフードの特徴

次に国産キャットフードにはどんな特徴があるか、原材料や安全性に着目して解説していきます。

素材の生産地が日本であることの安心感

見ず知らずの海外で育った素材よりも、生産地が馴染み深い地域や生産方法であると、自分たちが口にしている食材と同レベルであるという安心感があります。

家族の一員である愛猫には、栄養バランスが良く、安心・安全なキャットフードを与えたいですよね。

ブルー(運営者)

家族の健康を考えて、高品質なフードを選んであげるのは愛情のひとつでもあるでしょう。

原材料の欄に産地までしっかりと記載されたものは、特に安心できるものだと言えます。

国産のキャットフードは穀物が含まれていることがある

肉や魚を主原料にしたフードはどうしてもコストが上がるため、穀物をメインに使用した国産のキャットフードがあります。

猫は消化管が短く、炭水化物を消化する酵素であるアミラーゼが少ないため、穀物の消化が苦手です。
しかし、消化率の高い穀物を採用したり、でんぷんを水と共に加熱調理して分解されやすくするアルファ化したりと、消化しやすいように工夫を凝らした国産品もあります。

消化を良くするために手間暇かけて生産している国産のキャットフードもあるので、一概に穀物が含まれているから悪いフードであるとはいえません。

国産のキャットフード選びのポイント

国産キャットフードと謳われていても、必ずしも安全であるとは限りません。
そこで、キャットフードを選ぶ際のポイントをまとめてみました。

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次の4つのポイントに気を付けて選ぶと良いでしょう。

人工的な添加物不使用か使用が少ないキャットフードを選ぶ

人工添加物は猫の体に不必要なものなので、合成酸化防止剤や化学由来の保存料などを使用していない、もしくは少ないキャットフードを選びましょう。

合成添加物は、人間がキャットフードを選ぶ際においしそうに見せるために着色したり、低コストでキャットフードを製造したりするために加えられているので、猫の健康のために添加されているのではありません。

また、合成酸化防止剤や化学由来の保存料などがアレルギー源になることもあります。

ゆうゆ

添加物が含まれているかどうかは、どこを見ればわかりますか?

ブルー(運営者)

パッケージの原材料の欄に記載されています。フードを選ぶ際はこれらが含まれていないか確認しましょう。

主原料が穀物ではないキャットフードを選ぶ

前述したように、猫の体は穀物の消化が苦手です。
ですので、主原料は穀物ではなく肉や魚を使ったものを選びましょう。

日本の自然豊かな土地で育った肉や魚は、猫にとって良質な動物性タンパク質源となります。
元々肉食動物の猫にとって、良質な動物性タンパク質を多く摂取する方が猫本来の食事に近く、体の仕組みにも合っています。

穀物不使用の国産のキャットフードは数少なく、一般食やおやつ、一部のキャットフードが穀物フリーです。

総合栄養食のトッピングとして使うことで、良質な動物性タンパク質を普段のごはんにプラスしてあげることができます。

また穀物が含まれているキャットフードでも、アルファ化など消化をしやすくする工夫している商品もあるので、全てが悪いものという訳ではありません。

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使われている穀物が消化しやすいものであるかを確認するようにしましょう。

厳選された国産原材料を使ったキャットフードを選ぶ

原産地を全て開示し、安全性の高い日本の素材を使用しているものは特に安心であると言えます。
日本で製造されていても、中国産の原材料が使われているのでは国産を選ぶ意味がありませんし、品質にも不安を感じるでしょう。

また、一言で国産キャットフードといっても、動物の爪やトサカなど人間が食べられない部位を使ったミールや副産物が多く含まれるキャットフードもあれば、オーガニック素材を使用した最高級品もあります。

ヒューマングレードで国産原材料を使用したキャットフードを選びましょう。

オイルコーティングされていない物がおすすめ

安価なキャットフードのなかには、猫の嗜好性を高めるために動物性油脂を仕上げに吹きかける「オイルコーティング」を行っている商品もあります。

オイルコーティングに使われる油の酸化を抑えるために、人工的な酸化防止剤を添加しているキャットフードもあるので、できるだけオイルコーティングしていない国産のキャットフードを選ぶのが理想です。

ノンオイルコーティングのキャットフードは、素材本来の旨味や香りが楽しめ、猫の食いつきも良い傾向があります。

国産のキャットフードおすすめ8選

おすすめのオーガニックキャットフード

これまでに紹介したポイントをふまえて、国産キャットフードのなかでおすすめできる8種類を紹介します。

ブルー(運営者)

原材料や特徴から、愛猫と相性の良いフードを見つけましょう。

ねこはぐ(シニア猫におすすめ)

100%九州産の若鶏を中心に、ヒューマングレードの食材を使用して作られています。
酸化防止剤や保存料などの添加物は一切使用していません。

穀物アレルギーに配慮して小麦を使っていなかったり、ノンオイルコーティングで製造されていたり、塩分が控えめであったりと、猫の健康にとことんこだわったキャットフードです。

厚生労働省による「健康食品GMPガイドライン」を遵守する工場に与えられるGMP認定取得の工場で厳しく品質管理されており、有機JAS認証も取得しているので、外部機関によって品質を保証されています。

国産若鶏、国産鰹節、国産野菜と安全性の高い原材料を使用し、成猫からシニア猫にマッチした栄養バランスを兼ね備えた希少な国産のプレミアムフードです。

商品分類 総合栄養食
主原料 九州産若鶏
人口添加物
内容量 1.5kg
1kg単価 4,653円

ランフリーキャット(子猫やシニア猫におすすめ)

ランフリーは手作り無添加キャットフードです。
子猫からシニア猫まで、全ライフステージに応じたラインナップがあり、人間の「食品製造業」と「食肉販売業」の許可を得て製造しています。

桜姫鶏、北海道サーモン、まぐろの3種類。粒は直径4~6mmで、小柄な猫や口の小さな猫、歯の弱い猫でも食べやすいサイズです。

ブランド鶏を贅沢に使用した、安全性の高い国産のキャットフードです。

商品分類 総合栄養食
主原料 桜姫鶏むね肉
人口添加物
内容量 100g・800g・4.8kg
1kg単価 5,400円

ねこひかり

ねこひかりは、原材料に九州産の若鶏や雑穀、野菜などの国産原材料を使用したキャットフードです。

穀物は、消化しづらく胃腸に負担がかかることから敬遠されがちですが、ねこひかりに使われている穀物は消化しやすいようにパウダー状に加工されています。

危険性のある香料や着色料、保存料は一切使用せず、遺伝子組み換えした原料も不使用です。

また、猫の健康を一番に考え、嗜好性を高めるオイルコーティングもされていません。
ジップ付きのパッケージを採用しているので、開封後も品質を保持できるメリットがあります。

商品分類 総合栄養食
主原料 九州産若鶏
人口添加物
内容量 500g
1kg単価 4,960円

メディファス(シニア猫、肥満傾向の猫におすすめ)

麻布大学獣医学部と共同で開発した下部尿路の健康維持に配慮した国産のキャットフードです。
子猫からシニア猫、肥満傾向の猫まで、生活習慣に合わせた多彩なラインナップが揃っています。

猫は年齢によって適正な尿のpHは異なるので、成長段階に応じてミネラルバランスや尿のpH値とマグネシウムやカルシウムを調整する必要があります。

ドライフード・ウェットフード・パウチの3種類のタイプがあり、併用することで下部尿路の健康ケアができるとしてメーカーも推薦しています。

下部尿路疾患が気になる方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。

商品分類 総合栄養食
主原料 トウモロコシ
人口添加物
内容量 1.5kg・3kg・6kg
1kg単価 700円

犬猫自然食本舗(幼猫やシニア猫におすすめ)

人間が食べても安心な原材料のみを使用した国産キャットフードです。
「犬猫自然食本舗」は、香料、着色料、保存料、酸化防止剤といった危険な添加物は使用していません。そのため、開封後の賞味期限が30日間と短いのが特徴です。

嗜好性を高めるオイルコーティングは行わず、チキンやフィッシュの自然な風味を生かしています。
ラインナップには、成猫用の総合栄養食のほか、低カロリー・低脂肪のシニア猫用、国内産まぐろと鶏肉をベースにした幼猫用のドライフードもあります。

ドライフードのサンプルやウェットフード、おやつのサンプルがセットになったお試しセットがあるので、猫の食いつきを知りたい方はお試しセットを購入してみると良いでしょう。

商品分類 総合栄養食
主原料 まぐろ
人口添加物
内容量 480g
1kg単価 2,700円

日本のみのり

国産の原材料にこだわり、手作りに近い製法で作られた無添加キャットフードです。

原材料は全て表示されており、各素材がどこで作られたものかを確認することができます。
タンパク質の割合が50%以上と高く、筋肉をしっかり作りたい猫に向いています。

ドライフードのほか、鯖缶のウェットフードもあり、九州で水揚げされたサバを味付けせずに缶詰にしているので塩分の心配もありません。

シンプルだからこそドライフードのトッピングや手作りごはんの食材としても使いやすいでしょう。

商品分類 総合栄養食
主原料 牛肉粉
人口添加物
内容量 500g
1kg単価 3,960円

無添加キャットフード安心(食の細い猫におすすめ)

牛や豚、鶏、馬などのヒューマングレードの生肉を使用した高タンパクな無添加キャットフードです。

一般的なキャットフードに比べ、「無添加キャットフード安心」は栄養価が高いため、少量で栄養補給ができます。

食が細くたくさん食べることのできない猫や、使われている動物性タンパク質にアレルギーがない猫におすすめです。
抗菌剤不使用のため腸内の善玉菌の増加を促進し、便の調子を整えます。
子犬からシニア犬まで、全年齢対象のキャットフードです。

商品分類 総合栄養食
主原料 牛・豚・鶏・馬
人口添加物
内容量 400g
1kg単価 4,590円

シェフキャット

新鮮な肉や魚を使い、最新の栄養学に基づく理想の栄養バランスを実現したキャットフードです。

穀物も使われていますが、猫が消化しやすいように加工し、お腹の健康に配慮。消化しづらい小麦やトウモロコシは一切使用していません。

また、毛玉ケアができるように適度に食物繊維が含まれています。
国内の自社工場で栄養成分を損なわないように低温低圧製法で作られたあと、工場から直送されるので、できたてのフードが届くのです。

初回限定のお試しキャットフードは300g1,000円なので、食いつきを確認するには最適な量です。

商品分類 総合栄養食
主原料 牛・鶏・馬
人口添加物
内容量 800g・2.1kg
1kg単価 2,515円

国産キャットフード13種の比較表

先に紹介した国産キャットフードと合わせて、いくつかの国産キャットフードを比較した表になります。

フード名 おすすめ度 主原料 内容量 1kg単価
ねこひかり ★★★★☆ 九州産若鶏 500g 4,960円
ねこはぐ ★★★★☆ 九州産若鶏 1.5kg 4,653円
ランフリーキャット ★★★☆☆ 桜姫鶏むね肉 100g・800g・4.8kg 5,400円
無添加キャットフード安心 ★★★☆☆ 牛・豚・鶏・馬 400g 4,590円
シェフキャット ★★★★☆ 牛・鶏・馬 800g・2.1kg 2,515円
日本のみのり ★★☆☆☆ 牛肉粉 500g 3,960円
犬猫自然食本舗 マザー.nyan ★★★★☆ まぐろ 480g 2,700円
メディファス チキン ★☆☆☆☆ トウモロコシ 1.5kg・3kg・6kg 700円
和の究み 遊び盛りの成猫 ★☆☆☆☆ 小麦全粒粉 240g・1kg・2kg 684円
キャネットチップ フィッシュ ☆☆☆☆☆ 穀類(トウモロコシ・小麦粉) 1kg・2.7kg 240円
ミオドライミックス かつお ☆☆☆☆☆ 穀類(トウモロコシ・小麦粉) 1.2kg 489円
ねこ元気 ☆☆☆☆☆ 穀類(トウモロコシ・小麦粉) 1kg・2kg 310円

まとめ

今回は、国産キャットフードについて紹介しました。

国産のキャットフードは保存用や添加物を使用していない無添加のものが多く、日本で生産された食材を使用しているので安心感があります。

外国産のキャットフードを与えて不安を感じたり、猫の調子が悪くなったりする場合は、安全性の高い国産素材のキャットフードを与えることで悩みが解決するかもしれません。

国産のキャットフードのなかにはお試しセットを用意しているメーカーもあるので、食いつきが心配であればお試しセットを購入するのがおすすめです。

国産のプレミアムフードは外国産のものと比べると高価なものもありますが、素材や製法に対するこだわりが強い分、安心して猫に食べさせてあげられます。

猫の健康と飼い主さんの悩み解消のために、愛猫に合った国産のキャットフードを選んであげましょう。