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愛玩動物飼養管理士・ドッグライフカウンセラー・動物介護士の資格を保有したライター。猫や犬の飼育歴は20年以上で、現在は猫5匹と犬4匹と生活をし、地域の動物愛護推進委員・保護動物ボランティアも行っています。過去にはブリーディングも行っていました。その経験を元にした情報をお届けします。
最近はペットの歯磨きを日課としてデンタルケアに気を使っている飼い主さんが増えてきていますが、猫についてはどうでしょうか。
犬ほどではないにしろ、猫のデンタルケアに興味を持ち始めている飼い主さんも増えてきています。
そこで、猫のデンタルケアの必要性と、その際に便利に使えるグッズを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
猫もデンタルケアは必要?
そもそも猫にデンタルケアが必要かどうかという点については、一般的な飼い猫には必要だと判断したほうがいいでしょう。
野生で生活をしていた頃の猫は、自分が捕まえた獲物を食べる時に、その獲物の皮や骨を歯で噛みちぎって食事をしていました。その際、当時の猫の歯は自然と磨かれ、キレイであったと言われています。
しかし、キャットフード中心の生活を送る現代の猫たちは、食後の歯にはどうしても食べカスなどが残って汚れたままとなってしまいます。
歯が汚れたままですと、それが歯周病や口臭の原因になってしまうこともありますので、猫もデンタルケアとして歯磨きを行い、キレイにしてあげるのがおすすめです。
猫の歯磨きをする方法
猫の歯磨きをするといっても、ある日突然歯ブラシを口の中に入れるのでは当然うまくいかず、猫は拒否反応を起こしてしまいます。
子猫のうちから歯ブラシに慣らしておくのが一番いいのですが、成猫の場合でもゆっくりと段階を踏みながら慣らしていくようにすれば大丈夫です。
口の中に触ることから始めていく
まずは飼い主さんの指を口の中に入れることに慣らしていきます。
子猫は乳歯から永久歯へ生え変わる最中の、生後6ヶ月頃から始めるのがおすすめです。歯や歯茎に優しくタッチすることから始めていきましょう。
歯を優しくこすってみる
口の中に指を入れても嫌がらなくなってきたら、指先にガーゼなどを巻いて歯を優しくこすります。
最初は前歯からはじめて徐々に奥歯へ移行していくのですが、初回で全ての歯をやろうとはせずに、少しずつ本数を増やしていくようにしましょう。
ガーゼで全ての歯を磨けるようになってきたら、いよいよ歯ブラシに切り替えていきます。
歯ブラシを使用して磨きましょう
ガーゼで問題なく行えるようになってきたら、次は歯ブラシを使って磨いていくのですが、歯ブラシは猫用のものか、あるいは子ども用でヘッド部分が小さいものを使用するようにしましょう。
歯ブラシをあてる場所は歯と歯茎の境目のあたりで、斜め45度程度の角度でブラシの先を軽く触れるような感じであてていきます。
力を入れすぎると猫の歯茎が傷付いてしまうかもしれませんので、気を付けるようにしましょう。
歯ブラシは、歯の根元付近や歯と歯の間に溜まりやすい食べカスなどを、掻き出すような感じで小刻みに動かすのがコツです。
猫の歯磨きの回数は?
猫の歯磨きは、可能であれば毎日行うのが理想的です。
長時間にわたって丁寧にやるのが難しい場合は、1日に1回ほんの数分でも構いませんので、毎日の習慣とするのがおすすめです。
その日ごとに重点箇所を決めてそれ以外の場所は軽くこする程度にし、重点箇所を毎日変えていけば、1回の歯磨き時間は短くても数日後には全ての歯をキレイにすることができます。
嫌がる猫を抑え付けて何分も歯磨きをするよりは、短時間で毎日続けるほうが効果的です。
猫のデンタルケアに役立つグッズ
猫の歯磨きをする時に役立つ、便利なデンタルグッズをいくつか紹介していきます。
猫の口に合わせて作られた猫用歯ブラシ
商品名:マインドアップ 猫口ケア 歯ブラシ
価格:540円
猫の口のサイズや傾斜に合わせて作られている猫用の歯ブラシです。
ヘッド部分が小さいので猫の奥歯にも楽に届き、隅々まで磨くことが可能です。ブラシ部分の15度の傾斜が絶妙で、磨きやすいと評判が高い歯ブラシです。
指に巻いて使うガーゼタイプの歯磨き
商品名:フィンガー歯ブラシ
価格:800円(3枚入り)
歯ブラシを口の中に入れるのは嫌がるけれど、飼い主さんが触れる分には嫌がらない猫には、ガーゼを指に巻いて行う歯磨きがおすすめです。
指に巻きやすい形状で、ガーゼは国産の天然素材を使用して作られていますので安心して使用することができます。
歯磨きを嫌がる猫には食べる歯磨き
商品名:歯みがきラクヤー 愛猫用
価格:1,200円
どうしても歯磨きを嫌がってしまう猫には、食べさせるタイプの歯磨きがあります。
粉末状になっていますので、毎日のフードに適量をふりかけて与えることで歯磨きの効果を得ることができます。
まぐろ味に作られていますので、猫が喜んで食べてくれます。
まとめ
猫のデンタルケアとしての歯磨きの必要性と、歯磨きの方法などについて紹介してきました。
歯磨きをするために動きを制限されてしまうことすら嫌がる場合には、無理強いはしないようにスキンシップを兼ねてゆっくりと慣らしていくようにしましょう。
また、猫は何かに気を取られて突然動くことがあります。歯ブラシを猫の口の中に入れている時には、十分に気を付けるようにしましょう。